城下町ガイドその2

階段を下りていると、突然手を引かれるガーネット。

「ちょっ!どこ行くのよ!?」

「こっちこっち!

大事なトコ案内し忘れるところだった」

「良かった間に合った。ここから見る夕日が好きなんだ」

「…」

「冷えてきたな。どっかの屋台で温かいもんでも食べようか」

「…」

「…さっきからダンマリだな。寒い?

それとも…まだ怒ってる??」

「・・・・・・」

怒ってたさっきまでの気持ちはどこへやら。

「お嬢さん可愛いから、ちくわサービスしちゃうよ」

「わぁ、ありがとう! …これは何ていうの?」

「何って、『おでん』だよ。知らないのかい?」

「あぁ、オレのカノジョ地元民じゃないからさ」

「誰が彼「…ジタン!」

「ん? どうした?」 「もう始まるみたいだぞ!」

「マジで? もうそんな時間なんだっけ…」

「早ふふってふえ(早く食ってくれ)!

ひっほふをあらほうひらいなんら(一刻を争う事態なんだ!!」

「だってこれ…あ゙っふぅい(熱い)!!!!涙」

ジタン君大慌て。